暮らしの輪廻

期待外れ若い子猫だけが

どこかへ逃げたそうだ

泡のバスに浸かってた足では

潤けて歩けないさ


僕の代わりに大きな檻で

あの子猫を捕まえてよ

夢にまで見たハイソな避暑地も

遂に馴染めない だから帰る


でもな…、辛いから逃げてしまえ

嘘を吐くのも金では仕方が無い

目的外の犠牲なら

無駄になるもの全てに興味が沸かない


腐りかけた二階の鍵なら

楽に壊せそうさ

嫌になるまで考え抜くには

度胸が足りない脳細胞だよ


(わおわお)低く態度を見せればすぐに貰えそうだ

(わおわお)痛い振りして死ぬまで涙を見せないサイボーグ


でもな…、気にして言えないなら

無視を決めて過ごすのも変わらない

飲んで歌いな 楽にして

明日になれば癒えるのかわからないけど


言いたいことも言えなくて

世迷いナイフを片手に血を着る

暗い緊張で

愛の刃が輪唱しても

辛いことばかりが目に付く

表通りは悪魔のエゴイズム

不和と印象で

彼奴まで便乗しても

…負けないよ


当たり前と思ってた暮らしが

どこかへ消えそうだ

欲深いまま生涯片手間

命を張るのはもう結構


でもな…、咲き枯れて終わらない

時が経つのは輪廻のお出迎え

知ってしまえば次の生

今は何が出来るかもわからないけど


言いたいことを言えなくて

僕は大地を枕に身を知る

弱い人間で

宛のない進行でも


光の奥には闇がある

先の懺悔に怯えて身を引く

それが緊張で

愛すべき心情だよ

さあ、行こう


“鯨のペニスe.p” #03

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