犬が破裂する。

川辺に立つブロンドのゲイ

珍しそうに眺めている僕

本当は誰も信じられないだけ


最初はそう 

真冬の小屋で寝呆けた彼の横っ腹を裂く

懲りずに僕はその顔にペンを刺す


陰湿でもね

黒枠の中では人が死ぬのも笑いに変えていて


僕だけが君を知っていたよ

でも TO THE END


嘘に頼る私を眺める

他人に塗れて自分でわからず

現実でもね虚構だと避けている


戦争さえも静寂の中で

忘れ去られて

童話に思えてきて


僕だけが君を知っていたよ

でも TO THE END


夢だけが僕を知っていたよ

でも TO THE END


“ren syu kyoku” #02

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